お金持ちになる方法第1回

海外では、学校でお金の教育をしているという話を聞きますが、日本では、学校でも家庭でもお金のことは教えません。それどころか「お金のことを言ったり考えたりするのはあさましい」といった風潮があり、とかくお金持ちの人を悪く言いがちです。本当はお金持ちになりたいのにお金持ちを卑下しますから、多くの人はお金持ちになりたいのに、なかなかお金持ちになれません。敢えて言うなら、お金持ちの家庭の一部では、お金のことを教えています。このことも中間層の剥落と格差社会を助長しているのかもしれません。これからシリーズで、「お金持ちになる方法」をお伝えしていきます。

私が尊敬する本多静六氏は、彼の著書『私の財産告白』の中で下記のことを述べています。

『人間の一生をみるに、誰でも早いか遅いか、一度は必ず貧乏を体験すべきものである。つまり物によって心を苦しまされるのである。これは私どもの長年の経験から生まれた結論である。子供のとき、若い頃に贅沢に育った人は必ず貧乏する。その反対に、早く貧乏を体験した人は必ずあとがよくなる。つまり人間は一生のうちに、早かれ、おそかれ、一度は貧乏生活を通り越さねばならぬのである。だから、どうせ一度は通る貧乏なら、できるだけ一日でも早くこれを通り越すようにしたい。まことに若いときの苦労は買ってもやれといわれているが、貧乏に苦労し、貧乏し抜いてこそ、人生の意義や事物の価値認識をいっそうふかめることができるのである。貧乏したことのある人間でなければ、本当の人生の値打ちはわからないし、また堅実に、生活の向上をめざしていく努力と幸福は生じてこないのである』

お金持ちになる根幹は、倹約貯蓄です。その貯蓄がある程度の額に達したら、投資をすることです。よく「貯蓄から投資へ」と言われますが間違っています。「貯蓄してから投資」が正しいと思います。第2回は、倹約貯蓄についてお伝えします。

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